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《Rの関数の♪~軽い解説》
== 具体例で,とにかく動くもの == R version 4.0.3, 4.0.4Patched ----- この教材の最終更新年月日:2021.5.08
• この教材では,体験・入門のレベルで,30分から1時間ほどで「そこそこ分かる」ものを目指す.
• Rに付属のhelpが英語で,そのGoogle翻訳が"読めない"ので,自分自身に分かる書き方に直す. • 正確なレファレンスが必要な人は,Rのコンソールからhelpを読んでください. 関数 hist( )
ヒストグラムを表示する.
書き方他にもあるが,主なものを紹介する hist(x, ←数値から成るベクトル breaks= , ←階級分けの境界となる数値 right= , ←a<x≦b型 か a≦x<b型か xlim=c(始点, 終点), ←X軸の目盛りの範囲 ylim=c(始点, 終点),←Y軸の目盛りの範囲 main="", ←タイトル文字列 xlab= "", ←X軸ラベル ylab= "") ←Y軸ラベル主な引数 (1)第1引数には,ヒストグラムによって階級分けしてほしい数値のセットをベクトルで書く. 【例1】 x<-c(0.5, 1.2, 1.3, 2.4, 3.1, 3.2) #←6個の小数 hist(x) |
![]()
この例では,階級幅は0.5になっている. (2)第2引数もしくは名前付き引数breaks=として,階級分けの境界となる数値(下端,上端も)をベクトルで書く. 【例2】
x<-c(0.5, 1.2, 1.3, 2.4, 3.1, 3.2)
hist(x, breaks=c(0, 1, 2, 3, 4))
![]() なお,1,3,5, ..., 9のように初項1, 末項9, 公差2の等差数列を階級の境界線とするには breaks=seq(1, 9, by=2) 初項0, 末項4, 項数5の等差数列を階級の境界線とするには breaks=seq(1, 9, length=5) |
(3) [危険な落とし穴あり!]
ア) 区間をa<x≦b型にとる場合は,right=TRUEもしくは right=Tもしくは省略
※以上のように,right=の指定を行わない場合(デフォルト,初期設定で,省略した場合)
イ) a≦x<b型にとる場合はright=FALSEもしくはright=Fに指定する. a<x≦b型で区間を設定するのは,ExcelのFrequency関数やピボットテーブルからのグループ分けにも登場する.アンダー18(18歳以下)で1つの階級を作るような分け方が西洋的かもしれないが,日本では20歳以上というように以上未満型(a≦x<b)の方をよく使う. だから,なるべくright=FALSEと指定する方がよいでしょう.このことは,次の例のように整数値のデータが登場する場合に,違和感を持たないために重要 |
【例3】 x<-c(1,2,2,2,3) hist(x, breaks=c(0,1,2,3,4)) ![]() 0<x≦1, 1<x≦2, 2<x≦3, 3<x≦4の区間に各1,3,1,0個あるというグラフになっているから 【例4】 x<-c(1,2,2,2,3) hist(x, breaks=c(0,1,2,3,4),right=F) ![]() 0≦x<1, 1≦x<2, 2≦x<3, 3≦x<4の区間に各0,1,3,1個あるというグラフになる. 日本では,この分け方が普通だから,right=Fと決める方がよい. |
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