手順1
媒介変数について解いて,代入消去する必要はなく,ただ単に媒介変数を消去すればよい。
手順2
元の関係式・・(1) → x.yの関係式・・(2)
において(2)は(1)の必要条件に過ぎないので,十分性の検討が重要
すなわち,(2)の全部が(1)を満たしているかどうかの検討が重要。(2)のうち一部の点が解でない場合(除外点)や一部の区間が解でないことがあるので要注意。
媒介変数に付着していた条件は,媒介変数を消去したときは,生き残ったx,yで引き継ぐことが重要。
そこで一句:[死者の遺言は,戦友が引き継ぐ]
|
○1
上の例のように,2つの式をt について明示的に解いて,これらが等しいことから,x,yの関係式を求められる場合があります。
□2
2つの式から t を明示的に解くことができなくても,1つの式から t
=・・・ の形に直し,もう一方の式に代入することによりt を消去してx,yの関係式が求められる場合があります。
●3
t を代入消去するときに,媒介変数に付着していた条件は,xやyの条件として引き継がなければならないことがあります。
■4
一旦 t= という形に解くことは重要でなく,ただ単に
t が消去できればよいので,x,yの式をよく観察して関係式を作ります。
※
媒介変数が簡単には消去できないものもあります。
ア このようなものにおいては,曲線の方程式は媒介変数表示でのみ表わされます。
イ 曲線の概形が必要なときは,幾つかのtの値を元に,点をプロットすれば分かります。
表計算ソフトExcelで次の赤枠部分を選択してから,グラフ→散布図などとします。
|