現在地と前後の項目 *** 定積分 *** /定積分の基本/定積分の置換積分法1/定積分の置換積分法2/定積分の部分積分法/limΣ→定積分/limΣ(2)入試問題/Excelで定積分/多項式.分数.無理関数の定積分/無理関数の定積分/三角関数の定積分/絶対値.三角関数の定積分/定積分の漸化式/間接的に求める/定積分で定義される関数/ *** 面積 *** /閉曲線で囲まれた面積1/閉曲線で囲まれた面積2(媒介変数)/閉曲線で囲まれた面積3(媒介変数)/ *** 微分方程式 *** /変数分離形微分方程式/定数係数の2階線形微分方程式(同次形)/定数係数の2階線形微分方程式(非同次形)/ *** 体積,表面積 *** /体積,表面積/ *** 曲線の長さ *** /曲線の長さ/ ![]() 右図のような図形の面積は, S=b∫a{ f(x)−g(x) }dx で求められます. ![]() 円x2+y2=4の方程式をyについて解くと, y=± ![]() となるので,この円の面積は S=2∫−2{ ![]() ![]() ![]() ![]() 閉曲線2x2−2xy+y2=4によって囲まれた図形の面積 y2−2xy+(2x2−4)=0を解の公式を用いてyについて解くと y=x± ![]() ![]() となる.
4−x2≧0から定義域は−2≦x≦2
この閉曲線で囲まれた図形の面積は
S=2∫−2{ (x+グラフは,y=xに半円y= ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
計算上はxが差し引きで消えてしまうせいです.
図形上は,(上):x+ ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 左で述べた S=b∫a{ f(x)−g(x) }dx は,絶対的なものではありません.右図のように縦に切ると幾つもの区間に場合分けしなければならず,横に切れば場合分けが簡単になるときは x=の形に解きなおして,右(大きい方)をx=p(y),左(小さい方)をx=q(y)すると, S=β∫α{ p(y)−q(y) }dy で求められます. 【例1】の円では,縦に切っても横に切っても切り口は2本の線になるので,よく使う縦に切る方法で解説しています.
【図で考えると楽になる計算…半円の面積】
(参考)…置換積分によって上記の(1)を計算する方法![]() ![]() 図で考えると,(1)は右図のような半円の面積を表しており a∫−a ![]() ![]() とすることができます.
なお,この計算がこのように簡単になるのは,積分区間が−a≦x≦aという形で,「半円の全部」になっている場合であることに注意してください.
a/2∫−a/2
![]() のような場合は,これほど簡単にはなりません.
変形の要点
I=a∫−a1−sin2t=cos2tだから cost>0のとき, ![]() x=asintと置けば ![]() ![]()
![]() ![]() − ![]() ![]() I=π/2∫−π/2 a2cos2tdt=a2π/2∫−π/2 ![]() ![]() |
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![]() ![]() ![]()
置換積分を用いて厳密にていねいに計算してもできるが,(解き方が指定されていなければ)図を見て簡単に求めてもよい.
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y2−4xy+(5x2−4)=0を解の公式を用いてyについて解くと y=2x± ![]() ![]() となる.
4−x2≧0から定義域は−2≦x≦2
この閉曲線で囲まれた図形の面積は
S=2∫−2{ (2x+![]() ![]() ![]() |
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y2+2xy+(2x2−1)=0を解の公式を用いてyについて解くと y=−x± ![]() となる.
1−x2≧0から定義域は−1≦x≦1
この閉曲線で囲まれた図形の面積は
S=1∫−1{ (−x+![]() ![]() ![]() |
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【例3】 S=4∫−2 ![]() ![]() ![]() ![]()
x−1=tとおく置換積分により
S=3∫−3
![]() ![]() ![]() |
【例4】 S=**∫** ![]() ![]()
S=0∫−2
S=20∫−2![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
x+1=tとおく置換積分により
S=21∫−1
![]() ![]() |
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5∫1![]() ![]() ![]() ![]()
x−3=tとおくと置換積分により
I=2∫−2
![]() ![]() |
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y2+2xy+(5x2−16x+12)=0を解の公式を用いてyについて解くと,y=−x±![]() ![]() 定義域は,−x2+4x−3≧0から1≦x≦3 この閉曲線で囲まれた図形の面積は S=3∫1{ (−x+2 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
x−2=tとおくと置換積分により
43∫1
![]() ![]() ![]() |
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【問題6】 (少し難しい)
a<bのとき,次の定積分の値を求めてください. b∫a ![]() π(b−a)2 ![]() ![]() ![]() ![]() 次の図において ∠AQB=90°, △APQ∽△QPB → AP:PQ=PQ:PBとなることから (x−a):y=y:(b−x) y= ![]() 半径r= ![]() ![]() ![]() ![]() |
(式の変形だけで示すには,かなり長い変形を要します・・・以下は要点)
S=b∫a ![]() (x−a)(b−x)=−x2+(a+b)x−ab=−{x2−(a+b)x}−ab =−{(x− ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
S=b∫a
S=![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
■[個別の頁からの質問に対する回答][閉曲線で囲まれた図形の面積について/18.8.8]
問題5の定義域は、1≦x≦3ではなく、-1≦x≦-3では。そのため、答えも異なるので問題の訂正が必要かと
■[個別の頁からの質問に対する回答][閉曲線で囲まれた図形の面積について/18.8.7]
![]() 例1のS=の式で、-(-√2^2-x^2なのに、-(√2^2-x^2になっています
=>[作者]:連絡ありがとう.元のままだと消えてなくなりますので,訂正しました. |
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